10.62015
子どもの背中につけた魔除け。 大人の着物は背中に縫い目がありこの縫い目に霊力が宿り、背後から忍び寄る魔を防いでくれるとされていた。 身幅の狭い一つ身の子どもの着物には背縫いがない。そこでわざわざ縫い目を施して魔除けとする風習が生まれました。 縫い目だけの素朴なもの、吉祥文様をかたどった色とりどりの刺繍。 病や不慮の事故で命を落とす子どもが今よりもはるかに多かった時代、健やかな成長を願って母親が針を運んだ背守りには我が子を慈しむぬくもりがあふれています。
お知らせ
2016.3.19
2016.1.4
2015.11.9
2016.2.25
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。
Copyright © つるかめ舎
この記事へのコメントはありません。